感想・解説『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。⑤』

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すべての人類を・・・最新刊となります。

『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。⑤』

伊藤勝良さん原作、横田卓馬さんによる漫画で月刊少年エースで連載されている漫画です。

1990年代末を舞台とする作品で、MTG(マジック・ザ・ギャザリング)というカードゲームをテーマとした青春漫画となっています。



5冊目となる巻は2020年7月21日に発売されました。

おまけとして作中でも使われる『暗黒の儀式』というカードが同梱されています。

内容紹介

1999年突入! 恋とバトルも大波乱の京都グランプリ開幕!!

1999年突入!90年代青春グラフィティ第5巻! 京都グランプリではじめたちの前に新たな強敵が…!そして、恋の始まる三角関係!? 特別特典マジック:ザ・ギャザリング公式プロモカード「暗黒の儀式」付き。

https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000740/

カードと恋愛と

個人的に結構楽しみにしている漫画の一つである『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』という作品。

横田卓馬さんの漫画が好きで色々と読んでいるのですが、これもその一つです。



この作品は知っている人は知っているMTG(マジック・ザ・ギャザリング)というカードゲームを扱っています。

そして、1990年代という絶妙な時代設定でそんな時代に青春時代を過ごした登場人物たちが描かれています。



基本的にはカードゲーム漫画なのですが(今のところ)、そこに恋愛の要素なんかもあったりして、世紀末という時代設定が持つ意味は?とかいう部分もあったりして、というような漫画です。

ガチカードゲーム巻

この漫画では三つテーマがあるように思えます。

それは『カード』と『恋愛』と『世紀末』の三つです。



その三つの要素が組み合わさりながら進んでいくのですが、この5巻は結構ガチなカードゲーム巻というような感じでした。

主人公であるはじめ君たちは京都で開催されるMTGの大会へ参加することとなります。



そこには沢渡さんのいとこも参加していたりして、大会は進んでいきます。

ある人は勝ち進み、ある人は敗れ、大会は進んでいくのですが・・・。

いろんなカードといろんなルール

この巻ではいろんなカードが登場します。

自分はそこまでガチでMTGやってた訳ではなかったので、ほとんど知らないカードだったのですが、この漫画ではカードの内容はよくみればしっかりと読めるようになっています。



そして、これまた知らなかったのですが、MTGにはいろんなルールがあるんだなということです。

リミテッドというルールなんかも紹介されていて、考えられているルールというか、面白そうだなーと思いました。



その中のブースター・ドラフトというルールは、開封したパックの中から1枚選んで、残りを隣の人へ渡し、それを繰り返してデッキを構築します。

そうやって作ったデッキで対戦するのです。



漫画を読む限り、公式大会でも導入されているルールで、面白いルールだなと思いました。

これはどういうカードを持っているかではなく、どういうカードを選び、どう使うかという、純粋なプレイヤーの技量が試される気がします。

恋愛の部分も

ほとんどが大会の様子が描かれているこの巻なのですが、恋愛の要素もしっかりと並行して進んでいきます。

はじめ君をめぐる三角関係となっているのですが、この先どうなるんだろう・・・っていう。



そして、この漫画の三つ目のテーマである『世紀末』という部分。

今のところははっきりとは描かれてはいないのですが、この先何かしらの意味を持ってくることは間違いなさそうです。

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