感想・解説『教育:東京事変』バンドとして音楽するということ

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東京事変のデビューアルバムです。

『教育』

椎名林檎さんを中心の結成されたバンドである東京事変のデビューアルバムとなります。

2004年11月25日にリリースされました。



「一人での音楽は作り終えた」と語る椎名林檎さんの夢でもあったというバンドという形態でリリースされたアルバムとなっています。

ソロ名義の『りんごのうた』をリアレンジした『林檎の唄』や、、先行リリースされていた『群青日和』『遭難』など全12曲が収録されています。

内容紹介

東京事変としての第1弾作品「群青日和」をリリース。続く第2弾「遭難」もリリースした噂の東京事変が遂に1stアルバムをリリース!

先行シングル「群青日和」「遭難」のほか、2003年5月に椎名林檎名義でリリースされた「りんごのうた」も新たに「林檎の唄」となって収録。

シャウトする椎名林檎の声と遊び心を感じさせる楽器隊が生み出す爆発したサウンドが心を震わせること必至!!

https://tower.jp/item/1600870/

収録曲

1.林檎の唄
2.群青日和
3.入水願い
4.遭難
5. クロール
6.現実に於て
7.現実を嗤う
8.サービス
9.駅前
10.御祭騒ぎ
11.母国情緒
12. 夢のあと

バンドとしてのデビューアルバム

『教育』は東京事変による2004年にリリースされたアルバムです。

東京事変は、ソロとして活躍していた椎名林檎さんを中心として結成されたバンドです。

バンドとしての音楽制作は椎名林檎さんの念願だったそうで、それを実現したのが東京事変となります。



2003年頃から活動作を始め、2012年に一度活動を終了したのですが、2020年に再始動。

おそらくオリンピックに合わせてなのかもしれませんが、今は活動を再開しています。

『教育』はそんな彼女たちの1枚目となるデビューアルバムとなります。

バンドとソロの違い

音楽を作るにあたり、ソロで活動するのと、バンドとしてやるのとはどのような違いがあるんでしょうか。

実際にがっつり音楽と関わっているわけではないので、その全ては分からないのですが、ソロとしてやっていても実際にはたくさんの人と関わりながら音楽を作っているはずです。



それでもバンドを組んでやるというのは、ちょっと違う意味合いがあるんだろうなーとか思います。

想像にすぎませんが、小説を書くことと、映画を取ることとの違いみたいなイメージなのかもしれません。



小説は、本当して作り上げる部分はたくさんの人が関わりますが、内容の部分はほとんど個人で作り上げるものです。

それに対して、映画は脚本の部分は個人的な作業かもしれませんが、実際に撮影の部分となると、決して一人だけではできません。

バンドとしての音楽作りってそんな感じなのかなーとか思ったりもして。

『群青日和』

このアルバムの先行シングルとしてリリースされているのが『群青日和』という曲です。

この曲は今となっても東京事変の代表曲となっている曲な気がしている名曲です。



この曲はMVも制作されていて、このMVの椎名林檎さんはめちゃくちゃ美しいです。

めちゃ色っぽい感じでギターを持って、あの声で歌っていていい感じです。

そして、サウンドはまさにバンドとしてしかできないようなサウンドとなっている気がします。

「泣きたい気持ちは連なって冬に雨を齎(もたら)している」
と、云うと疑わぬあなた
「嘘だって好くて沢山の矛盾が丁度善い」
と答にならぬ”高い無料(ただ)の論理”で
嘘を嘘だといなすことで即刻関係の無いヒトとなる

https://www.kkbox.com/hk/tc/song/nB300M79dE1Z0GK5Z0GK50XL-index.html

という、サビ前の歌詞なんかはまさに椎名林檎さんの曲という感じです。

この独特の言語感覚、すげーなと改めて思いました。

そして、MVも見直し、曲も聞き直したのですが、この曲やっぱりいいです。



東京事変はこの後もたくさんの曲をリリースしています。

アルバムにはテレビにおけるジャンル的なものがタイトルとなっていたりもして。

遊び心ある感じです。

最近活動再開し、また新しい曲が聴けるのは嬉しいですな。

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