
ピクサー初期の方のアニメです。
『モンスターズ・インク』
2001年に公開されたディズニーとピクサーにより製作された3DCGアニメです。
ピクサー・アニメーションスタジオによる長編アニメとしては4作目となる作品で、監督はピート・ドクターさんとなっています。
2001年米国アカデミー賞では作曲賞、主題歌賞、音響効果賞、長編アニメ賞とノミネートされ、主題歌賞を受賞となっています。
2013年には続編となる『モンスターズ・ユニバーシティ』も製作、公開されています。(内容的には登場人物の大学時代を描く前日談です。)
作品紹介
モンスター・シティ最大の会社、その名は《モンスターズ株式会社》。この会社の仕事は、モンスター・シティのエネルギー源である子供たちの悲鳴を集めること。
https://www.disney.co.jp/studio/animation/0911.html
そして、モンスターズ社のエリート中のエリートで全社員の憧れの的となっているのが、悲鳴獲得ポイントNO.1の怖がらせ屋、サリーことジェームズ・P.サリバンだ。
仕事上のパートナーで大親友のマイク・ワゾウスキとのコンビは完璧。一目見ただけでビビってしまう恐ろしいルックスと、日々の厳しい訓練の成果である脅かしテクニックで、次々とエネルギー・ボンベを子供の悲鳴で満タンにしていく。
だが、実はモンスターの方こそ、子供たちを心底怖がっていた。彼らは人間の子供は有毒だと信じており、例え靴下一枚であってもモンスター・シティに持ち込むことは禁止されているくらいなのだ。
そしてモンスター・シティの歴史を揺るがす大事件は、ある日突然に起こった。仕事を終えたサリーが残務整理をしていると、そこには小さな人間の女の子が立っていたのである!
会社に知られれば自分たちも隔離されてしまうため、サリーとマイクは厳しい追跡を逃れてこっそりと少女を人間界に戻そうとするが…。
ピクサー4作目となる長編アニメ
『モンスターズ・インク』は2001年に公開されたピクサー・アニメーションスタジオの長編アニメです。
『トイ・ストーリー』の1・2と『バグズ・ライフ』に続く作品となっていて、新しいシリーズものともなっています。
2013年には続編となる『モンスターズ・ユニバーシティ』が製作されています。
この映画では、モンスターたちの世界にあるモンスター会社が描かれています。
そこは子供達の悲鳴を集めることで、それをエネルギーとしている世界です。
そんなエネルギーを集める事のできる優秀なモンスターとして登場するのが、主役となるサリーとマイクです。
彼らは抜群のコンビネーションで子供達を脅かす事で悲鳴を集め、他のモンスターたちの憧れともなっている存在です。
よくできている設定・・・
この映画で描かれている世界では、子供達の悲鳴がエネルギーとされています。
モンスターたちは『どこでもドア』的な扉を使って人間の子供部屋へアクセスし、脅かす事で悲鳴を集めるのです。
この設定・・・すごーくよくできてるな〜と思いました。
子供の悲鳴をエネルギーとするという発想もなるほどな・・・というだけでなく、エネルギーを集める事のできる人物が重宝されるというのも、実は結構現実的にリアルある部分でもあったりもします。
そして、2番手モンスターからの嫉妬や、子供がモンスターの世界に紛れ込むという、いろんなことが起こり、ラストにはある転換が起こります。
若干ネタバレにもなりますが、それは『子供の笑い声には、悲鳴の何倍ものエネルギーがある』というものです。
子供達の悲鳴というマイナスのエネルギーよりも、笑い声というプラスのエネルギーにより大きなパワーがあるというのは、まさにディズニーらしいです。
そして、脅かすのが得意なサリーのサポート役で、コミカルな役回りであったマイクが光り出すというのも、すごくいいです。
これも多様性の尊重というメッセージと受け取ることもできますし、とてもいいラストです。
続編は
10年以上経ってから『モンスターズ・ユニバーシティ』という続編も製作されています。
これは内容的には、サリーやマイクの過去である大学時代を描いています。
これも観ましたが、こちらはどちらかというとマイクの方がメインとなっている映画です。
才能と努力というものが一つのテーマとなってる映画となっていました。
ピクサー映画はどれも浅く広くも楽しめる映画でありながら、よく見るととても深いメッセージや、思想があったりもすることが多いです。
頭の良い人たちが集まり、エンターテイメントを振り切って作ると、すごいものができるんだなーという映画ばかりです。
『モンスターズ・インク』も今となっては初期の方のピクサー作品でありながら、すごく良い映画だなーと思います。
ディズニーランドにはこれのアトラクションもあったりします。