感想・解説『容疑者Xの献身』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ガリレオシリーズの劇場版です。

『容疑者Xの献身』

東野圭吾さんによるガリレオシリーズの同名小説を原作とする日本映画で、2008年10月に公開されました。

小説版『容疑者Xの献身』は2005年に刊行され(のちに文庫化)、本格ミステリ大賞、直木賞を受賞しています。



キャストはテレビドラマ版ガリレオシリーズに出演していた福山雅治さん、柴咲コウさん、北村一輝さんなどを初め、映画版キャストとして松雪泰子さん、堤真一さんなどが出演しています。

監督は西谷弘さんとなっています。

■STORY

発見された男性の死体は顔がつぶされ、指を焼かれていた。死因は絞殺。身元は富樫慎二(無職)であることが判明。

貝塚北警察署の刑事・内海 薫(柴咲コウ)は捜査に乗り出す。富樫の別れた妻、花岡靖子(松雪泰子)のアリバイを確認していたある日、その隣人が湯川と同じ帝都大出身者であることを内海は知る。

隣人の名は、石神哲哉(堤 真一)。高校で数学教師をしている。物理学者・湯川 学(福山雅治)にとって「僕の知る限り、本物の天才」と評する男だ。

内海から事件の相談を受けた湯川は、天才的頭脳の持ち主ゆえに、かつて唯一理解し合うことが出来た“親友”が事件のウラにいるのではないかと推理する・・・。

虚言、盲点、心理戦、ブラフ、様々なトリックが複雑に絡まった天才数学者が仕掛けた難問に「天才ガリレオ」が挑む!

https://www.fujitv.co.jp/movie/01movie/20080000_09_M00.html

劇場版ガリレオ

『容疑者Xの献身』は2008年に公開された映画です。

ドラマ版ガリレオの続編となっていて、キャストもほぼほぼそのまま出演しています。



引き続き東野圭吾さんの小説を原作としているのですが、この『容疑者Xの献身』は傑作という呼び声の高い作品の一つでもあります。

僕も原作も読んだのですが確かにこれは面白いな・・・という小説です。



決して長すぎることもなく、シリーズ物ではありますが、独立した一つの話として読むこともできると思います。

最後は泣けるような展開にもなっている話です。

学生時代の友人が

『容疑者Xの献身』はある一つの殺人事件から話が始まります。

柴咲コウさんの演じる内海刑事は捜査を進めていく中で、湯川と同じ帝都大学出身の隣人の存在を知ります。



石神というその男は、湯川と学生時代からの仲であり、お互いにその頭脳を認め合う存在でした。



次第に彼が容疑者として浮上していき、湯川はいちはやく真実へと辿り着きます。

そして、石神が何を思い、何をやろうとしたのかという事を理解することとなるのです。



結末は読んだ人ならわかると思いますが(勘のいい人であれば読まずともわかるかも・・・)、悲しい感じもありながらグッとくる感じともなっています。

実写版として

実写版として主演をしているのは福山雅治さんです。

そして、天才数学者の隣人である石神を演じているのは堤真一さんとなっています。



この二人のたたずまいは、個人的には結構リアリティを感じてしまいました。

こういう頭のいい二人いるよなーとか思いながら見てました。
(福山さん、ちょっとカッコ良すぎるかもしれませんが笑)



ラストはある展開となっているのですが、石上さんあまりにも不器用すぎるだろ・・・っていう。

でも数学者ってこういうものかもなとか思ったりもして。

人によっては結構共感できるような部分もあるのではないでしょうか。



東野圭吾さんの原作がまず流石としか言いようがありません。

小説としてもミステリーとしても凄く面白いです。

映画も福山さんや柴咲コウさんもいい感じです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*