感想・紹介『100日後に死ぬワニ』

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話題になっていたこの本。

『100日後に死ぬワニ』

きくちゆうきさんによる漫画作品で、2020年4月8日に小学館より発売されました。

元々は2019年12月から著者のツイッターで連載されていたもので、SNS上で徐々に話題となっていったものを書籍化したものとなっています。



内容は100日後に死ぬことが宣言されているワニや、その周りにいるネズミやモグラなどの日常を描いたもの。

限りある時間を大切に」というメッセージを込めて作られたものとの事で、単行本版では後日談などの追加も収録されています。

書籍内容

日本中が見守った100日間、待望の書籍化
あたりまえ。だから、愛おしい。

1匹のワニの、なんでもなくて、かけがえのない
毎日の記録をぜひお楽しみください。

Twitter 累計1000万いいね!超えを記録した100日間の本編に加え、
0日目や100日後の後日譚など、ここでしか読めない
描きおろしも28ページ収録!

https://www.shogakukan.co.jp/books/09850125

話題になっていたこの本

『100日後に死ぬワニ』は先日発売された漫画作品です。

元々はきくちゆうきさんのTwitterで連載されていた、次第に話題となっていたものです。



Twitter上でいくつかは読んだのですが、全ては読めていませんでした。

今回まとめて読むことができました。



ワニやネズミなどの動物が登場する漫画で、4コマ形式での漫画となっています。

セリフや文字数はとても少なく、シンプルで分かりやすいもので、

直接的にというよりは、100日後に死ぬことを知っていることによって補われる深みのようなものがあるような漫画です。

SNS発信の

元々はTwitterで連載されていたこの漫画。

トレンド世界一になっていたりもしたりして、いわゆる『バズって』いた作品です。



一通り読んでみて、確かになるほどな・・・と思うような部分は多々ありました。

そして、読み終えてみると今という時間を大切にしなければなとしっかりと思えるものとなっていました。



最終回の結末には賛否があったみたいですが・・・そう思う人も途中少なからず響く部分は必ずあったのではないかという感じです。



例えば、映画の続編を楽しみにしている様子や、1年街の布団を注文している話があります。

読んでいる側としては、彼にその日がおそらく訪れないであろうことを知っています。



1年後にはこのワニは死んでいるからです。

それを知って読むと、こういう何気ない出来事の見え方が変わってきます。

死が迫っていることを知っていることで、世界の見え方が変わってくるのです。

普段忘れがちな・・・

それはまさに、みんなが普段忘れがちな事でもあります。

生き物には必ず死が訪れます。しかし、それをどれだけ意識して生きることができているでしょうか。



おそらくほとんどのすべての人が、明日は来るものだと思っていて、1年後もおそらく生きているだろうと思っています。

しかし、それは決して当たり前のことではありません。



東日本大震災のような天災や、今まさに流行しているコロナウイルス のように、死は決して他人事ではないのです。

むしろ、すべての人間が絶対的に当事者である事柄が『死』でもあるのです。



それを伝え、理解することは決して簡単ではありません。

しかし、この作品はとてもシンプルでありながら、深い部分でそのことを気付かせてくれるのです。

いろんな事を思う人がいると思うけど・・・・

この漫画の単行本化や、グッズの発売に伴い、大手広告代理店の力が入っている・・・とかいう話もあったりしました。

でも、個人的にはそんなことは大した事ではないと思います。



この作品を見て、何かを思うことは間違いありませんし、それがたくさんの人に届けば、それが一番だと思うからです。

というより、何かを生み出したのであればそれがいろんな意見を生むことは必然でもあります。

賛否両論を生むことは力あり、存在感あるからだとも思ったりもするので。

いずれにしろとても読みやすい本です。
一度読んでみることオススメです。

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コメント

  1. 山田与作 より:

    北九州市漫画ミュージアムに「100日後に死ぬワニ」の漫画単行本を寄贈しました。すごいだろう?

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