感想・解説『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。③』

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ハマってしまい、一気読みした漫画の3巻目。
この巻もよかったですな・・・。

内容紹介

夏休みが終わり、『マジック:ザ ・ギャザリング』の新エキスパンション『ウルザズ・サーガ』の発売に色めき立つはじめたち。

そんな中、秋の遠足ではじめが出会った少女は!?

1998年 世紀末の秋は深まり、青春の日々、第三幕。

単行本裏表紙より

夏は終わりに近づき、新エキスパンション「ウルザズ・サーガ」発売に色めき立つはじめたち。はじめと慧美の関係にも少し変化が…!? 

特別特典マジック:ザ・ギャザリング公式プロモカード「強迫」付き。

https://web-ace.jp/shonenace/contents/361/comics/2050/

3冊目となる

すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』は月刊エースで連載中の、原作が伊瀬勝良さん、漫画が横田卓馬さんによる漫画です。

3巻は2019年11月26日に発売されました。



コミックスとして刊行されている分としては最新となる巻となります。

第9話から12話までの全4話が収録されています。

前巻に引き続き

前の巻では、最後何か意味深なシーンが描かれていました。

そして、そのことが語られるのかと思いきや、最初に2ページだけあっただけで、その後は今まで通りの中学生編が続きます。



机の上にスマホが置かれていたりするところを見ると、時間が流れた後の慧美なのだろうなーとか思いながらも、詳しいことは語られず・・・。

はじめくんに一体何があったんだ・・・。



おそらくこれは今後語られであろうということで、普通に中学生編が始まります。

この巻では誕生日プレゼントを渡す話から始まり、新エキスパンション『ウルザズ・サーガ』が発売された後の話が描かれています。



そして、遠足に出かけた先でいろいろあり、最後はある人物とMTGで対戦することとなったりして。

最後の終わり方はなかなかに続きが読みたくなる感じとなっています。

カードとラブコメと

前の2巻もそうだったんですが、この漫画はゲームの部分と、ラブコメの部分とのバランスがとてもうまく描かれているなーと改めて思いました。

カードゲームの方も結構現実に沿ったようにしっかりと描かれています。



僕自身は新弾の発売を待ちわびるほどにはMTGにはハマってはいなかったのですが、知っているカードやパックが所々登場します。

こういうカードあったな・・・とか思いながら読むこともできて面白い感じです。



そしてラブコメの要素もうまく描かれていて、はじめくんにモテ期到来しています。

八雲ちゃんと慧美ちゃんというMTG好きの女の子二人といい感じになっていたりして・・・。

この二人の女の子の様子もとても可愛く描かれています。

最後は

そして、ラストはある人物とはじめくんがカードで勝負をすることとなります。

そこで登場するのが『ターボ・ジーニアス』というコンボデッキなのですが、これは実際に現実の大会でを席巻した戦略の一つであるそうで、すぐにググってしまいました。



簡単にいうと、様々なカードを組み合わせ、相手のデッキ切れを狙う(勝利条件の一つ)デッキなのですが、見事なコンボだなーとか思ったりして。



『よくこんなの思いつくな』と思うようなコンボが時々生み出されるのはカードゲームの大きな魅力の一つです。

それこそがカードゲームの本質的な面白さなんじゃないかとすら思うほど。



3巻も面白かったです。

そして来週発売される4巻・・・早く読みたい。

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