
公開は僕の生まれる前だったのか・・・。
『となりのトトロ』
1988年に公開されたスタジオジブリによる映画作品です。
原作・脚本・監督は宮崎駿さんで『天空の城ラピュタ』と『魔女の宅急便』の間となる作品です。
舞台は昭和30年台の埼玉県所沢市とされており、田舎に引っ越してきた姉妹が体験する不思議な出会いを描くファンタジー作品となっています。
1988年のキネマ旬報日本映画1位を始め、数多くの映画賞を受賞しています。
テレビ放送も2年に1回程度のペースされており、視聴率は20%を越える時もあるなど、国民的映画ともなっています。
あらすじ
都会からそんなに遠くない田舎町に引っ越してきたサツキとメイ。
http://www.ntv.co.jp/kinro/lineup/20100723/index.html
お化けやしきみたいに古い家には、“なにか”が棲んでいる気配がいっぱい。
サツキたちの家の裏にある神社の大木をすみかにしているトトロ。
人の住んでいない家をススやホコリだらけにしてしまうススワタリ(まっくろくろすけ)。
大きな目と大きな口、そして何本もある足で空間を自由自在に走りまわる巨大なネコバス。
サツキとメイは次々に奇妙ないきものと出会い、ステキな冒険に飛び出すことに!
今更ながら
今更ながらこの作品の感想書きます。
『となりのトトロ』といえば知らない人を探す方が難しいほど、本当の意味での国民的映画と言える作品の一つです。
芸人のかまいたちさんが『トトロを見たことがない人』というネタを作っていたりもして、おそらくほとんどの人が見たことがあるはずです。
僕も今までに何度も見たことがあり、毎年のように夏休みにはテレビでもやっているイメージです。(実際は2年に一度ほど)
ストーリーを知っていても、見るたびにどこか懐かしい映画で、不思議な気分になる映画でもあります。
二人の少女の
そんな映画でありながらも、実は謎の多い映画でもあります。
実は作中では明確に明かされていないこともあったりして、奥の深い映画でもあるのです。
姉妹の名前はなぜサツキとメイなのか?(両方とも5月という意味)
お母さんはなぜ入院しているの?とかもありますし、
もっといえばトトロって何?まっくろくろすけって何?ということもあったりして。
(知らないだけで明確にされていたりしたらすいません。)
でも、それも作品としては全くマイナスにはなっていなくて、そもそもが『子供の時にだけ訪れるファンタジー』を描いている作品なのでそんなことは全くOKです。
音楽もいい感じ
そして、この作品で使われている音楽。これも本当にいい感じです。
歩こう歩こうという主題歌から始まり、エンディングの曲もいい感じ。
メイが初めてトトロを発見して、追いかけていくところの音楽とかも。
なんでこんなにもこの映画と、音楽は人の心に響くのだろうかという感じで。
不思議とまた見たいなと思えますし、気がつけば何年かに一度見てしまっている映画でもあります。
今見返してみるとちょっと短いなーとか思ったりもします。
こんなに展開早かったっけ?と思うくらいに、すごくテンポ良く話が進んでいったりして。
あっという間に終わってしまう感じもします。
いろんな映画に影響を与えている感じも
おそらくその後に生まれるたくさんの映画に影響を与えている作品です。
もっといえば、映画だけでなく、日本における全ての文化に影響を与えているような気もします。
バブル崩壊くらいのこの時代のこんな作品が生まれていることは本当に驚きで、
改めて初期の宮崎アニメってすごいな・・・と
これからも残っていく映画であることは間違いありません。
僕も何年かに一度のペースで見るんだろうな・・・