感想・要約『この素晴らしき世界:東野幸治』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一番好きな芸人かもしれません・・・。

『この素晴らしき世界』

お笑い芸人東野幸治さんによる本で、新潮社より2020年2月27日に発売されました。

雑誌『週刊新潮』にて2017年から2019年にかけて連載されていたものを加筆・修正したものをまとめたものとなっています。



内容は東野さんが所属する吉本興業の芸人を一人ピックアップし、その人についてのエピソードを語るというもの。

キングコング西野さんや、南海キャンディーズ山里さん、西川きよしさんや、加藤浩次さんなど、お笑い好きな人でなくとも、おそらく多くの人が知っているであろう芸人さんがたくさん取り上げられています。

内容

自分に自信がない西川きよし師匠から、悪口をエネルギーに突き進む山里亮太、スケールのデカいバカぶりを発揮するピース綾部、恐ろしいほどの執念で紫綬褒章まで行き着いた宮川大助・花子まで……。

毒舌を吐き続けても絶対に嫌われない男による「吉本バイブル」、ここに誕生! キンコン西野による“東野幸治論”も特別収録。

https://www.shinchosha.co.jp/book/353161/ 新潮社HPより

連載されていたエッセイをまとめた

東野幸治さんによる本『この素晴らしき世界』発売されました。

エッセイが連載されていることは知っていたのですが、全てを読めているというわけではなく、そのうちまとめたものが発売されるだろうなーと思って待っていました。



東野さんといえば、僕が物心ついた時から既にテレビの世界にいて、今でも一線を走り続けている芸人さんの一人です。

正直、中学生くらいの頃はなんでこの人テレビに出てるんだろう・・・?と思っていましたが、歳を重ねるにつれその凄さと魅力が次第に分かってきました。



今となってはもしかすると個人的には一番好きな芸人かもしれません。

その人間性がツッコまれたりしていることもあるのですが、芸人としての腕は一流だと思います。



日曜の朝やっているワイドナショーとかも毎週見ていて、真面目な話もしっかりとできる人です。

そんな東野さんが見た吉本芸人たち

この本ではそんな東野さんが見た吉本の芸人さんたちの姿が語られています。

取り上げられている人は様々ですが、おそらくこの本を買おうと思う程度にお笑い好きな人であれば、全員知っている人たちばかりです。



語られるエピソードは面白いものばかりで、所々声を出して笑ってしまうほどでした。

内容は大きく4つの要素が混ざっていて、世間の人が『知っていること』と『知らないこと』を絶妙な『悪意』と『愛情』を持って語られています。

配分的には『悪意』の部分が多いかもしれませんが・・・笑



それでもやっぱりこの人は芸人という人種を、包括的にすごく深い部分で愛しているのだと思います。(多分)

ダメな部分や、かっこ悪い部分も含めて、その全てを面白がっているのです。

だからこそ、この世界で長い間やれているのだと思いますし、なんだかんだで嫌われていないのだろうとも思います。

西野さんによる解説もあったりして・・・

どの話も面白いのですが、個人的には品川さんの話や、西野さんの話。

大西ライオンさんやなかやまきんに君の話はとても好きです。



そして、最後にはキングコング西野さんが語る東野幸治論のようなものが掲載されています。

西野さんといえば、東野さんにアメトーークでいじり倒されていたり、エゴサーチTVという番組でも、いじり倒されたりしている『被害者』の一人です。

そんな西野さんの語る東野さんの話はとても新鮮でもあり、とても面白かったです。



東野幸治は『実力』のみの人なのだということが語られたりして・・・。

高感度や、一時の流行というようなフワフワしたものではなく、確固とした実力があるからこその今の位置、だという話は結構説得力がありました。


いずれにしろとても気楽に読むことのできる本だと思います。

文章自体も結構読みやすく、一つ一つの章も短くとても読みやすい本です。



吉本にいろいろあった年ではありますが、そのことについても少し語られています。

お笑い好きな人であればきっと楽しめるはずです・・・。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*