感想・解説『スキャンダル』実際に起きたセクハラ訴訟を

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時間があったので映画館で鑑賞。

『スキャンダル』

『スキャンダル(原題:Bombshell)』は2019年のアメリカのドラマ映画です。

日本では2020年2月21日に公開されました。


監督はジェイ・ローチ
主なキャストは以下の通りです。

グレッチェン・カーソン:ニコール・キッドマン
メーガン・ケリー:シャーリーズ・セロン
ケイラ・ポスピシル:マーゴット・ロビー
ロジャー・エイルズ:ジョン・リスゴー
ジェス・カー:ケイト・マッキノン


第92回米国アカデミー賞では、主演女優賞と助演女優賞にてノミネート。
メイクアップ&ヘアスタイリング賞では受賞となっています。

STORY

2016年、アメリカニュース放送局で視聴率NO.1を誇る「FOXニュース」に激震が走った!

クビを言い渡されたベテランキャスターのグレッチェン・カールソンが、TV業界の帝王と崇められるCEOのロジャー・エイルズを告発したのだ。

騒然とする局内。看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリーは、自身の成功までの過程を振り返り心中穏やかではなくなっていた。

一方、メインキャスターの座を狙う貪欲な若手のケイラは、ロジャーに直談判するための機会を得て――。

公式サイトより https://gaga.ne.jp/scandal/

気になっていた作品

気になっていた映画である『スキャンダル』観てきました。

アカデミー賞でも話題となっていて、メイクアップ&ヘアスタイリング賞では日本人のカズ・ヒロさんが見事受賞しています。



この映画は2016年に実際に起きたセクハラ訴訟事件を題材としている作品で、一部創作でありながらも事実に基づくものとなっています。

このアメリカのセクハラ訴訟のことは凄くぼんやりとしか知らなかったのですが、この映画を見てその全てとは言いませんが分かったような気がしました。



主演の3人、ニコール・キッドマンとシャーリーズ・セロン、マーゴット・ロビーは3人ともがハリウッドを代表する女優さんばかりで、それだけでも画面上はとても華やかな感じでした・・・。

扱っていることは

華やかなキャストとは裏腹に、扱っているテーマはとても重要で、かつ複雑なことです。



簡単に言うと、アメリカのテレビ局で権力を持っている男が女性たちにセクハラを繰り返していて、それが訴えられるという話です。

アメリカにおける、テレビ局というまた特殊な環境において起こっていたセクハラ事件を扱っています。


一人の女性の訴えをもとに、たくさんの被害者が声を上げ、結果的にロジャーという男は追放されてしまいます。

セクハラを受けているのであれば、すぐに声をあげればいいのにと思うかもしれませんが、この映画ではそれがいかに難しいことであるかが描かれます。



ロジャーは作中で言われているように女性たちの弱さを利用しています。

そして、女性たちは何かを得ることに繋がっていることも事実なのです。

それはテレビ出演の機会であったり、昇進であったりと何かと引き換えになっているのです。

現在の被害者として

そのセクハラの現在の被害者として登場するのが、マーゴット・ロビーの演じているケイラという女性です。

決定的な部分は直接描かれてはいませんが、何かがあったことは明確です。



誰にも相談することもできず、どうすればいいかもわからずにいる様子が描かれています。

最後にはセクハラ被害者の気持ちがモノローグ的に語られる部分もあったりして。



これは大変なことだったんだな・・・という感じで。

それにしても

観ながらずーっと思っていたのは、マーゴット・ロビーがあまりにも美しすぎる・・・ということ。

他の二人もそうですが、この人本当に綺麗だなーという。

セクハラしたくなるような気持ちも少しは分かるような・・・。
(ダメだけど)


この映画でも権力を悪用したセクハラは否定しているけれど、恋愛やセックス自体は決して否定はされていませんからね。



あと思ったのは、追放されたロジャーの退職金。

6000万ドルって・・・、どれだけもらってるんだよ!っていう感じはしましたが・・・笑

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