
2017年のピクサー映画。
こないだテレビでやってました。
『リメンバー・ミー』
ピクサー・アニメーション・スタジオによるアニメ映画で、2017年に公開されました。(日本公開は2018年3月16日)
監督はリー・アンクリッチさん。監督総指揮はジョン・ラセターさんが務めています。
短編アニメ『アナと雪の女王/家族の思い出』が同時上映されました。
メキシコを舞台としていて、生と死、音楽というテーマを扱っている作品です。
2020年3月6日公開予定の『2分の1の魔法』公開に伴い、同年2月21日に地上波で初となるテレビ放送がされました。
原題は『COCO』。
第90回アカデミー賞では長編アニメ部門と、主題歌賞を受賞しています。
STORY
メキシコで靴屋を営むリヴェラ家。
一家には過去に音楽家を志し、家族を捨てた夫がいたことによって『音楽禁止の掟』があった。
そんな家族で育った12歳のミゲルは、靴屋を継ぐことを期待されながらも、密かに音楽家を志していた。
ミゲルは同郷出身で伝説的なミュージシャンであるエルネスト・デラクルスに憧れを抱き、隠れて部屋に彼のグッズを並べ、自作のギターを練習しているのであった。
そして、年に一度の死者の日。
ミゲルは街の音楽コンテストに出ようとするが、家族と口論になりギターを破壊されてしまう。
それでも諦めきれなかったミゲルはデラクルスの霊廟に忍び込み、彼のギターを演奏するのだが、それがきっかけとなり死者の世界へと紛れ込んでしまうこととなり・・・。
メキシコを舞台とした
2年前に公開されたピクサー映画である『リメンバー・ミー』。
公開されてから劇場で1回と、こないだテレビでもう一度見ました。
ピクサー映画ということですぐに見に行ったのですが、確か劇場で見たとき最後は泣いてしまったと思います。
この作品はメキシコを舞台としている作品です。
メキシコで実際にある死者の日をモチーフにしていて、主人公のミゲルが死者の国へ迷い込む話となっています。
感想としては、やはりピクサーさすがとしか言いようがありません。
大人も子供も楽しめて、浅くも深くも響く映画となっていると思います。
二度死ぬということ
この作品では、設定として二度死ぬということが描かれています。
生者の国で死んだ人は死の国へ行くこととなるのですが、死の国でも死というものが存在します。
それは生きている人の中に覚えてくれている人がいなくなったときに訪れるというのです。
この二度目の死という設定。思わずなるほどな・・・という感じでした。
ああいった死者の国の世界があるものだと思うと、生きてても死んでも変わらないじゃん。という風に思ってしまいがちです。
でも、この作品では、死者の国でも死ぬということはあり、そしてそれは生者たちに委ねられている。というルールを設けているのです。
これによって、やっぱり死ぬということは悲しいものなのだと思えますし、逆説的に死者のことを大切に想うことにもつながっているのです。
途中はディズニー的な
そんな設定の中で、話は進んでいきます。
ミゲルはヘクターという男と出会い、デラクルスとも死者の国で出会い、話は進んでいくのです。
そして、一族の恥とされていた人が実はイイ奴で、成功した人が実は・・・というような展開もとても分かりやすく、ディズニー的だなーとか思っていました。
最後の方はアクション的な部分もあったりして、なかなか見応えがあります。
最後に歌う部分
そして、この映画の1番の見せ場というか、名シーンはやはり最後の『リメンバー・ミー』を歌うところでは無いでしょうか。
100歳近い老婆であるママ・ココに曲を聞かせることで記憶を取り戻すというシーンがあるのです。
ここは(COCOは)本当にいいシーン。
音楽の力も相まって思わず泣いてしまいました。
そして最後にはオールオッケーというような感じで終わります。
オリジナル作品
『トイ・ストーリー4』や『カーズ/クロスロード』など、過去作の続編も増えているピクサー作品の中で、『リメンバー・ミー』はオリジナル作品となっています。
メキシコという舞台も普通に見ていて面白かったですし、死者の国という文化があるなんてことも知りませんでした。
そして、もうすぐ公開される『2分の1の魔法』。
予告などでは結構見ているのですが、これも期待大です。
というか、ピクサー映画は絶対に見て損はないので、黙って映画館行くべきです・・・笑