
気になっている小袋成彬さんの2ndアルバムとなります。
『Piercing』
宇多田ヒカルさんプロデュースのもと、『分離派の夏』で2018年にデビューした小袋成彬さんの2枚目となるアルバムです。
デジタルリリースのみで2019年12月18日に配信されました。
全てが英題の曲となっていて、全12曲が収録されています。
収録曲
01. Night Out
02. Night Out 2
03. Turn Back
04. Bye
05. New Kids
06. In The End
07. Snug
08. Three Days Girl
09. Down The Line
10. Tohji’s Track
11. Love The Past
12. Gaia
配信限定の2ndアルバム
小袋成彬さんの2ndアルバムである『Piercing』がリリースされました。
小袋さんは、『分離派の夏』というタイトルのアルバムで2018年にデビューしたソロシンガーです。
宇多田ヒカルさんのプロデュースを受け、デビューしたのが昨年のことです。
それから約1年8ヶ月の間をあけて2枚目のリリースとなりました。
『分離派の夏』というアルバムは結構メッセージ性の強い曲が多かった様な気がしたのですが、今回は少し違っています。
もっと音楽的に洗練されているというか、シンプルにいい曲が多いです。
声も綺麗ですし、サウンド全てがとてもオリジナリティに溢れたものばかりとなっています。
日本の音楽業界に
小袋さんは今はイギリスに移住してそこで暮らしているとのことです。
その動機などが書かれた記事も読んだのですが、とてもかっこいいなと思うとともに、少し羨ましくも思いました。
彼は日本の外に出て、そこから日本をはじめとした世界を見ようとしているのだと思います。
『分離派の夏』はもっと文学的というか、日本的な要素が結構あったアルバムだったと思います。
しかし、今回の『Piercing』は少し違っています。
もっとグローバルなというか、ワールドワイドな印象を受ける様な曲ばかりです。
それでいて日本人であるということのアイデンティティも残っている様な気がします。
外に出て行こうとする
最近になって、音楽というジャンルにおいても国外へ出て行こうとしている人たちが増えている様に思えます。
音楽はどうしても言葉の壁があるがゆえに、なかなか文化や言語の壁を越えることが難しいのですが、そこを越えようとしているのです。
しっかりと英語を身につけ、英語で曲を作り、世界での音楽のトレンドの様なものをしっかりと取り入れた上で、自分たちの表現を認めさせようとしています。
それがどれだけ難しいことかは言うまでもないかもしれません。
日本というマーケットは決して狭くはありませんが、十分に広くはありません。
日本国内で成功することができれば十分にたくさんのものを得ることができるのも事実です。
だからこそ、日本人は外へ出て行こうという強烈なモチベーションはないとも言えるのです。
しかし、決して日本の未来は明るいことばかりではありません。
人口も減ってきていて、少子高齢化も進んでいて・・・。
そして、音楽業界も少しずつ変わっていっています。
まだ本格的にCDからストリーミングへという流れはありませんが、次第にそうなってきているのは事実です。
そんな中で
そんな中で小袋さんは、独自の音楽を追求している人の一人だと思います。
小袋さんは、自分の曲としてだけでなく、他のたくさんの人の曲にも関わっています。
宇多田ヒカルさんやきゃりーぱみゅぱみゅさんの曲にも関わっていたりもします。
これからはおそらく、もっと世界に目を向けた曲が増えていくのではないでしょうか。
個人的にはとても気になっている人の一人です・・・。