
キングダムの最新55巻となります。
2019年8月19日に発売されました。
読もう読もうと思いつつ、なかなか時間が取れず。
ようやく今日読むことができました。
キングダムはアメトーークのキングダム芸人で興味を持ち、映画化されるにあたって全巻読み、評判通り面白くはまっている漫画の一つです。
やっぱり人気のある作品って、必ず何かあると個人的には思ってます。
それがなんなのかを理解すべく読んだ方がいいと思います。
キングダム55巻
ヤングジャンプで連載されていて、今や看板漫画ともなっているキングダム。
55巻は最新刊となります。
この巻もなかなかのボリュームで、いろんな出来事が描かれています。
話としては、王翦将軍率いる秦軍と、李牧率いる趙軍との全面戦争が続いています。
朱海平原での直接対決の様子が描かれていて、並行して楊端和たちの戦いや、桓騎軍の様子が描かれたりしています。
この巻ではほぼ全てが、朱海平原での主人公である信率いる飛信隊の戦いとなっています。
その他にも・・・
しかし、そのほかにもたくさんの出来事が起こっています。
特に龐煖の登場はとてもワクワクします・・・・。
なんで物語における強者の登場はこんなにも面白いと思うのでしょうか。
それが圧倒的であればあるほど、話は面白くなります。
龐煖という人物は王騎を殺した人物でもあります。
将軍としての圧倒的な強さを見せていた王騎に対して、この龐煖という人物は『個』としての圧倒的な強者です。
それはキングダムという物語における強さとは、一番遠いところにある強さと言うこともできます。
キングダムでは『個』の強さ以上に、軍としての強さが重要視されている話のような気がするからです。
井上雄彦さんの『バガボンド』という作品があります。
この作品は宮本武蔵を描いている漫画で、『バガボンド』は徹底的に『個』としての強さとは何かをいうものを描いている作品です。
時に哲学的な感じもありながら、とても奥深い作品です。
キングダムはそうではありません。
キングダムでは将軍としての強さ。組織としての強さが描かれているような気がします。
それは『個』としての強さとは決して同じものではありません。
最後には・・・
この巻では、戦況が大きく動き、次第に終わりに近づいていっていることが描かれています。
あと1日で朱海平原での戦いは終わるのです。
そして、ついに秦軍の総大将である王翦しが動き始めました・・・。
この王翦というキャラクター。個人的にはとても好きなキャラの1人です。
内に強い何かを秘めていながらも、まだその全てが明らかになってはいない。
その強さが次第に明らかになっていきそうな気がします。
そして、信のライバルともなっている若い将軍たち。
王賁と蒙恬。彼らの活躍もとても面白いところです。
さらにまた面白いキャラクターとして描かれている桓騎という人物・・・。
彼は実力者でありがなら、どこかつかみどころがなく、味方なのかどうかもはっきりしない人物です。
この人の動きも注目です・・・・。