感想『クリープ・ショー:Creepy Nuts』聴き心地のいいラップ

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Creepy Nutsの1stアルバム。気になって聴いてみました。

『クリープ・ショー』

ラッパーであるR-指定さんとDJ松永さんによるユニットであるCreepy Nutsの1枚目となるフルアルバムとなります。

2018年4月11日に発売されました。

シングル収録曲やタイアップ曲も含む全12曲が収録されています。

収録曲

1.手練手管
2.ぬえの鳴く夜は
3.助演男優賞
4.紙様
5.Stray Dogs
6.新・合法的トビ方ノススメ
7.俺から退屈を奪わないでくれ
8.かいこ
9.トレンチコートマフィア
10.だがそれでいい
11.月に遠吠え
12.スポットライト

Creepy Nuts

最近いろんなところで耳にして、姿を目にすることも多くなったCreepy Nutsという二人組。


最初に見たのは日曜日にダウンタウン松本さんと、東野幸治さんがやっている『ワイドナショー』という番組でした。

番組ではDJ松永さんがDJの大会で世界一になったということで特集されていました。


DJとしての凄さは、素人である僕は一回見ただけでは正直分かりませんでしたが、この二人組、知れば知るほどめちゃくちゃ凄い人たちでした・・・。

DJの松永さんはDJとして世界一となっている一方で、相方であるR-指定さん。

この人はラッパーとしてとても実力のある人で、特にフリースタイルを得意としている人です。


人気番組であるフリースタイルダンジョンではモンスターとして登場していて、今ではラスボスとして君臨しています。

番組では『フリースタイルの最高到達点』と表現されるほどこの人のラップの実力は一級品です。


彼のこともぼんやりとは知っていながらも、そこまでの人だとは知らず・・・。

アメトーークの『ラップ大好き芸人』で彼のことをちゃんと知りました。

遊び心に溢れた

収録されている曲を一通り聞いてみました。

HIPHOPに関する知識は決して豊かではないのですが、これは本当に遊び心に溢れた、凄い作品なのではないかと思いました。


まずシンプルに聞き流しているだけでも、不思議と気持ちのいい曲が多いです。


これがラップというものの快楽なのかと思えるほど、気持ちよく韻を踏んでいるようで、とても聴き心地がいいです。

4曲目となっている『紙様』という曲なんかも本当に遊び心に溢れている曲となっています。

『だがそれでいい』

個人的にこのアルバムの中でとても好きな曲が『だがそれでいい』という曲。


この曲は1枚目の『高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビュー。』というシングルに収録されている曲です。


この曲を聴いて、僕はとても勇気をもらってしまいました・・・笑。


この曲は、彼らが中学、高校時代の自分たちのことをタイムマシーンのような視点で事後的に見ているような設定となっています。

そして、過去の自分たちの振る舞いを客観的に『痛い』ものとして見ていながらも、『だがそれでいい』と今は思っている。というような曲となっています。


歌詞にある過去の自分の振る舞いは、本当に客観的に見ると恥ずかしいものばかりとなっています。

しかし、僕自身も胸に手を当てて振り返ってみると、遠からず同じようなことをしていたような気がします・・・。

そして、多くの人が共通して通ってくる道でもあるのではないでしょうか。


そんな恥ずかしさを自覚していながらも、「今はそれでよかった」と思っているという、この曲の歌詞にはとても勇気をもらえます。

過去に過ちがあるかも知れないけれど、それは事後的に振り返ってみると必ずしも過ちでもないと思えるはずです。


そして、しっかりと韻も踏んで、ラップとしてもとても聴き心地がいい曲です。

特に中盤の「高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビュー。〜」のあたりの流れはとても聞いていて気持ちがいいです・・・・。

ファンになってしまいました

彼らのことを知ってみて、僕はすぐにファンになってしまいました。

Creepy Nutsという二人組は想像していた以上にモンスターコンビな気がします。


今まで見ていなかったフリースタイルダンジョンという番組も毎週録画予約としました。

そして、彼らはオールナイトニッポンでラジオもやっています。

これも機会があれば聞いてみたいです。

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