感想『HELLO WORLD』未来の京都を描いたアニメ作品

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時間があったので映画館にて。
京都っていい街なんだな・・・笑

『HELLO WORLD』

日本のアニメーション映画で、2019年9月20日に公開されました。


監督は伊藤智彦さんで、音楽をOfficial髭男dismやOKAMOTO’S、Nulbarich、小袋成彬さんなどが担当しています。

声の出演として北村匠海、松坂桃李、浜辺美波さんなどが参加しています。

あらすじ

堅書直実は、2027年の京都に生きる高校1年生。


本を読むことが好きで、内気な直実は図書委員会で同級生の女の子、一行瑠璃と出会う。

瑠璃は同じように本好きでありながらも自分を持っている女の子だった。


そんなある日、直実は10年先の未来から来たという自分自身(カタガキナオミ)と出会う。

そして、直実は自分がアルタラという記憶世界の住人であることを知る。


未来から来た先生(カタガキナオミ)は記憶世界の中の直実に記録の改竄に協力するよう依頼することとなる。

先生の指示に従い、協力する直実だったのだが先生の目的は別にあった・・・。

気になっていたアニメ映画

アニメ映画『HELLO WORLD』。

予告で何度か見ていて気になっていたので、早速映画館で見てきました。


最近とてもいい作品が増えている日本のアニメ映画。

『天気の子』なども公開されている中で封切られたのがこの『HELLO WORLD』という作品です。


監督は知らなかったのですが、『サマー・ウォーズ』や『時をかける少女』のアニメで助監督をしていた伊藤智彦さんという方です。

未来の京都を舞台としたオリジナル作品となっています。

京都という街

この映画を見て、ずっと思っていたのは「京都っていい街だな・・・」ということです。

主人公の直実は京都に生きる高校1年生です。


この映画では京都という街がとても細かく、そして魅力的に描かれています。

数年前に大阪に何年か住んでいたのですが、忙しかったこともありあまり京都には行けていませんでした。

今思えばなんでもっと行っていなかったんだろうと少し後悔・・・。

アニメ映画として

話自体は、様々な要素が加えられてはいますが、本質的には一人の少年が一人の少女と出会い、恋に落ち、一度は失った彼女を取り戻す。というものです。

いくつかの世界が折り重なっているというような設定で、やや複雑な部分もありましたが、最後まで飽きることなく楽しめました。


しかし、日本でアニメを作る以上、どうしても新海誠さんや宮崎駿さんの作品との比較は避けることができないと思います。

それらの映画と比較してしまうと、どうしてもやや劣ってしまうかなというのが正直な感想でした。


映像的な部分はやはり『天気の子』を見たばかりの後に見てしまうと、どこか物足りない感じがしてしまいます。

どこか既視感のある絵が多かったかなというような気がしました。

映画音楽

最近になって、映画音楽をプロのミュージシャンが制作するという作品が増えています。

おそらく『君の名は。』の大ヒット以降?のような気はするのですが、この作品もそうでした。


参加しているアーティストは僕の好きな人もいて嬉しかったです。


劇中の設定である2027年を背負うような音楽家を集め、2027Soundというグループによって音楽が作られています。

Official髭男dismやOKAMOTO’S、Nulbarich、小袋成彬さんなど、今勢いのあるアーティストたちが参加し、主題歌を担当するとともに劇盤も制作しています。

この映画に興味を持った理由の一つがこの音楽です。


『君の名は。』に続く『天気の子』もそうでしたが、映画音楽は作品を引き立てるためにとても重要な意味を持っています。

音楽次第で映画は劇的に良くもなれば悪くもなるのだな・・・と思います。

日本のアニメーション

トータルとして、なかなかの良作だなと思いました。

『天気の子』と比べてしまうとどうしても・・・と思ってしまう部分はありましたが、日本のアニメのレベルはとても高いのだな・・・と改めて。


大げさな話ではなく、アニメは世界に誇ることのできる日本の強い文化だと思います。

これからもたくさんいい作品が出てくるような気もしています。

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