感想『Fantome:宇多田ヒカル』

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姿勢としてあまりにもカッコ良すぎます・・・。

『Fantome』

日本のシンガーソングライター、宇多田ヒカルさんの通算6枚目となるアルバムで、2016年9月28日に発売されました。

日本でのアルバムとしては前作の『HEART STATION』から約8年半ぶりとなるアルバムとなっています。


日本語の作品でありながら、米国のiTunesの総合チャートで6位となるなど話題になり、日本でもロングセラーとなっています。

2017年のCDショップ大賞も受賞しています。


アルバムタイトルの『Fantome』はフランス語で「幻」や「気配」を意味する言葉となっています。

収録曲

01. 道 (サントリー天然水 CMソング )
02. 俺の彼女
03. 花束を君に(NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」主題歌)
04. 二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎 (レコチョクTVCM)
05. 人魚
06. ともだち with 小袋成彬
07. 真夏の通り雨 (日本テレビ「NEWS ZERO」テーマ曲 )
08. 荒野の狼
09. 忘却 featuring KOHH
10. 人生最高の日
11. 桜流し (「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」テーマソング)

宇多田ヒカルの6枚目となるアルバム

『Fantome』は宇多田ヒカルさんの6枚目となるアルバムです。

宇多田ヒカルさんは、人間活動をするということで一時期、音楽活動を休止していました。


この作品は復帰後初となるアルバムとしてリリースされました。


CMとして使われている曲や、朝ドラで使われていた『花束を君へ』、エヴァンゲリヲンの劇場版で主題歌となっていた『桜流し』なども収録されています。

そして、椎名林檎さんや小袋成彬さん、KOHHさんが参加している楽曲も収録されています。


宇多田ヒカルさんの曲は昔からよく聞いていたのですが、このアルバムを聞いて改めてこの人の凄さを思い知ったような気がしました・・・。

とてもシンプルな作品

このアルバムはある意味ではとてもシンプルな作品です。

それは曲の扱っているテーマだとかいう話ではなく、純粋に音楽だけを提示している作品だと思うからです。


発売形態にしても、特典などは一切なく通常盤のみの発売となっていて、収録されている曲も全く逃げていない音楽ばかりとなっています。


この時代に、これまで純粋に音楽だけの力で勝負している人がどれだけいるでしょうか。

そして、しっかりとたくさんの人の琴線に触れ、たくさんの人に聞かれているのがこの人の凄いところです。

国際感のある曲

収録されている曲は、どれもなかなかいい曲ばかりです。

そして、今までの宇多田ヒカルさんの曲とも少し違っているような気もしています。


しかし、決して本質的には変わってはいないとも思います。

うまく言えないのですが、一貫して貫かれている何かもあるような気もしています。


宇多田ヒカルさんは、とても鋭く、そしてとても的確な国際感覚を持っている人だと思います。

日本語で作っていながらも、どこか日本人以外の聞き手も想定しているかのような不思議な曲が多いです。


そうでありながらも、日本人の聞き手にもしっかりと届くような曲となっているのです。

コラボ曲もそうでない曲も

このアルバムには3曲他のアーティストとのコラボ曲が収録されています。

コラボしているのは椎名林檎さんと小袋成彬さん、そしてKOHHさんとなっています。


個人的にとても嬉しかったのが椎名林檎さんとのコラボです。

二人とも同じ時代にデビューし、同じ時代を駆け抜けてきた女性歌手です。


この二人の凄さは、『消費されない』ところにあります。

一過性の流行とは決してならずに、常にどこか新しく、力のある作品を作り続けています。

二人の曲は、昔の曲を今聞いても色あせることなく聞くことができます。


そして、朝ドラの主題歌となった『花束を君へ』という曲も収録されています。

この曲も本当にいい曲・・・。「世界中が雨の日も〜」からの歌詞は少し泣きそうになる程です。

そして、エヴァンゲリヲンの主題歌となっている『桜流し』。
この曲も一時期すごく聞いていたな・・・。

宇多田ヒカルの凄さ

改めていうまでもないかもしれませんが、宇多田ヒカルさんの音楽の才能は本当に凄いな・・・と改めて。

活動を再開してからは、結構精力的に活動しているのも嬉しところです。

幕張メッセで行われたライブにも行きました。
また機会があればライブにも是非行きたいです・・・・。

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