感想『予襲復讐:マキシマムザホルモン』なぜか勇気をもらえます・・・

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最近になって改めてよく聞いています。

『予襲復讐』

ロックバンド、マキシマム ザ ホルモンの5枚目となるオリジナルアルバムです。

2013年7月31日に発売されました。


全15曲が収録されていて、全156ページに及ぶ解説本が付いている仕様となっています。

解説本には、漫画5編に加え、全曲の解説が書かれています。


本屋大賞の音楽版と言われるCDショップ大賞を受賞しています。
また、配信・レンタルは全面的に禁止とされています。

収録曲

1. 予襲復讐
2. 鬱くしきOP~月の爆撃機~
3. 鬱くしき人々のうた
4. 便所サンダルダンス
5. 中2 ザ ビーム
6. 「F」
7. 爪爪爪
8. ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ~
9. アンビリーバボー!~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~
10. え・い・り・あ・ん
11. my girl
12. メス豚のケツにビンタ(キックも)
13. ビューティー殺シアム
14. maximum the hormone
15. 恋のスペルマ

改めて聞いてみて

少し前にROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019にて彼らのライブを見ました。

昨年に続き2年連続で見ることができたのですが、今年も相変わらずの熱狂ぶりでした。


マキシマム ザ ホルモンの音楽は、もともと全く知らなかったのですが、大学の時にカラオケで先輩が歌っているのを聞いて興味を持ったのが最初だったと思います。

それが確か2012年頃。当時発売されていた曲を一通り聞いて、そしてしばらくしてから発売されたのがこの『予襲復讐』というアルバムです。


このアルバムには『爪爪爪』や『F』を始め、9枚目のシングルである『グレイテスト・ヒッツ2011〜2011』に収録されている3曲も入っています。

そして、『恋のスペルマ』や、アルバムタイトルともなっている『予襲復讐』、新曲の『え・い・り・あ・ん』など全部で15曲が収録されています。


改めてこの曲のラインナップを見てみて・・・これはなかなかの名盤なのではないかと・・・。

『F』や『恋のスペルマ』なんかはいまだにライブでも定番となっている曲だし、彼らの音楽の源ともなっているような曲が多いような気がします。

勇気をもらえる彼らの曲

マキシマム ザ ホルモンの音楽を聴くと、不思議と勇気をもらえます。

最初は激しい、攻撃的な音楽をやっている人たちなのかと思っていて、そういった側面があることも間違いありません。


でも、彼らの曲をよく聞けば聴くほど、歌詞に込められているメッセージを理解する努力をすればするほど、実はそうではないのかもしれないということに気づきます。

実は彼らはとても弱さを抱えていて、恥ずかしがりな人たちです。(特に作詞作曲をしている亮君)


そして、学生時代に持っていた情熱や、悔しさ、忘れることのできない屈辱なんかを音楽に込めています。

ストレートな音楽を作ることもできないわけではないのでしょうが、それはきっと彼らにとっては恥ずかしいことなのかもしれません。


そして、今となってはたくさんの人が彼らのことを支持しています。
こないだのフェスでも凄い盛り上がり方でした。

誰しもが弱さを抱えているものです。
そして、世の中には人を勇気つけるための綺麗な音楽や言葉が溢れています。


しかし、溢れている綺麗な言葉では救いきれない時があります。
僕が思うに、綺麗な言葉で勇気をもらうことができるのはある程度はうまくいっている人たちです。

弱い人たちに響く言葉を紡ぐことができるのは、同じような弱さを知っている人だけです。


弱さを抱えているからこそ、手にすることのできる強さがあるのかもしれません。

強さは、必ずといっていいほど弱さを経ています。

ライブを見てみて

ライブを2度見ましたが、彼らは本当にお客さんを楽しませるのが上手い人たちだなと思いました。

お客さんもみんな楽しそうに踊り狂ってました。


彼らの言葉には嘘がなく、不思議と自然と言葉が響いてきます。

そして、実はとても『普通な部分』を持っている人たちだなとも思います。

だからこそ、たくさんの人に支持されているのかもしれません。


彼らは、昨年も新曲を出したり、2号店という新しい試みもしています。

そしてライブやフェスにも積極的に登場しているのが嬉しいところです。

また機会があればライブに行ってみたいものです・・・。

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