感想『TIM:Avicii』没後作られた最新アルバム

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『TIM』

スウェーデンの音楽プロデューサーのアヴィーチーによるアルバム。

2018年4月に亡くなった時、アヴィーチーは新しアルバムの製作中であった。

死後、残された楽曲とメッセージを元に彼の作品を形にすべく『TEAM Avicii』が結成された。

それから1年以上の製作期間を経て、2019年6月6日に全世界でリリースされたものがこの『TIM』。

アルバムタイトルの『TIM』とは、本名であるティム・バークリングから来ている。

全12曲を収録。

収録曲

1: Peace Of Mind feat. Vargas & Lagola
2: Heaven
3: SOS feat. Aloe Blacc
4: Tough Love feat. Agnes, Vargas & Lagola
5: Bad Reputation feat. Joe Janiak
6: Ain’t A Thing feat. Bonn
7: Hold The Line feat. A R I Z O N A
8: Freak feat. Bonn
9: Excuse Me Mr Sir feat. Vargas & Lagola
10: Heart Upon My Sleeve feat. Imagine Dragons
11: Never Leave Me feat. Joe Janiak
12: Fades Away feat. Noonie Bao

昨年亡くなったAvicii

洋楽をよく聞くようになり、その中のジャンルの一つとしてよく聞いているのがEDMという音楽です。

EDMとはエレクトロニックダンスミュージック(electronic dance music)の頭文字を取ったもので、クラブとかで流れているダンサブルな音楽のことです。

デヴィット・ゲッタや、カルヴィン・ハリスなどは世界的に有名なEDMのDJとして広く名が知られています。

(曲名を知らずとも、曲を聞いたことのある人は多いと思います。)

そしてこのアヴィーチーもそんなEDMのプロデューサーとして有名な一人です。

1989年生まれのアヴィーチー(僕と同じ年の生まれです。)は、スウェーデンの生まれで、本名はティム・バークリング。

この『TIM』の前には『True』と『Stories』という2枚のアルバムをリリースしています。

どちらも聞きましたが、これがどちらもいい感じの曲ばかりです・・・。

運転中や、家の中でも流しておけるような曲ばかりです。

クラブとかでもよく流れているのではないでしょうか?(最近行っていないので分かりませんが)

アヴィーチーは、昨年の4月に亡くなっています。まだ28歳という若さでこの世を去っています。

死因ははっきりとは示唆されてはいませんが、自殺ではないかとされています。

没後に作られた最新作

最新アルバムの『TIM』は、本当の意味でのアヴィーチーにとって最後のアルバムとなってしまいました。

この『TIM』は、死ぬ直前にほぼ完成しかけていたものなのですが、世に出す前に亡くなってしまったので、その意思を継いだチームによって完成されたものです。

『Heaven』や『SOS』など、これまでのようにとても聞きやすく、心地の良い曲がたくさん収録されています。

そして、収録曲の一つである『Freak』は日本人なら聞き馴染みのある『上を向いて歩こう』をオマージュしたような曲となっています。

それにしても、本人が亡くなった後にそのアルバムを完成させるなんて、本当に大変な作業だったのだろうなと思います・・・。

ファンである人たち全てに好意的に受け入れられるとも限らないし、下手をすればアヴィーチーの築き上げてきた評価の全てを台無しにしてしまうことにもなりかねないのです。

それでもこの『TIM』には、作り手たちが本当に試行錯誤し、本人の意思を限りなく損なうことなく作っているのだということがなんとなく伝わってきます。

その努力の全てを理解できてはいないと思いますが、この『TIM』はいいアルバムに仕上がっていると思います。

ぜひ、聞いてみて下さい。

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