感想『ボヘミアン・ラプソディ』スーパースターの栄光と孤独

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世界中で話題となっていた映画『ボヘミアン・ラプソディ』

クイーンと言うロックバンド。名前は知っていたし、聴いたことある曲も多かったけど、実は何も知りませんでした・・・

『ボヘミアン・ラプソディ』

2018年のイギリス・アメリカの映画。

ロックバンド『クイーン』のフレディ・マーキュリーを主人公とする映画

監督はブライアン・シンガー

フレディ・マーキュリーを演じるのはラミ・マレック

第91回米国アカデミー賞では、作品賞を含む5部門にノミネートされ、主演男優賞、編集賞、録音賞、音響編集賞の4部門で受賞。

あらすじ

1970年代初頭のロンドン。

ペルシャ系移民のファルーク・バルサラは音楽に傾倒していた。

父親とは折り合いが悪く、自分のルーツを嫌っていた彼は自分のことを『フレディ』と名乗っていた。

ある日、ファンだったバンド『スマイル』のヴォーカルが脱退したことを知ったフレディはギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーに声をかける。

フレディはその歌声を披露し、バンドのメンバーとなる。

さらにベースにジョン・ディーコンを加え、新しいバンドをスタートさせる。

名を『クイーン』としたそのバンドはアルバムを自主制作する。

そしてフレディは名字をマーキュリーに改名。

徐々にファンを増やし、クイーンは世界で名を知られるバンドとなっていくが・・・

クイーンというバンド

日本だけでなく、世界中で話題になっていた映画『ボヘミアン・ラプソディ』。

扱われているの『クイーン』というバンドだ。

僕はこのバンドのことを知っていた。

ドラマの主題歌や CMなどで使われていることも多く、聴いたことのある曲はたくさんあった。

しかし、この映画を見ると本当のクイーンのことは何も知らなかったのだと気付かされた。

そして、フレディ・マーキュリーという人物のことを何も知らなかったのだと。

成功と孤独

映画はクイーンというバンドが世界的に有名になっていく成功物語だ。

しかし、ヴォーカルのフレディは成功していくにつれて不安定になっていく。

映画ではその様子が描かれる。

ゲイであることを指摘され、結婚しようとしていたメアリーからも距離を置かれてしまう。そして、バンドからも離れソロでのアルバムを作ろうとする。

しかし、それはなかなか上手くいかず酒とドラッグに溺れていく。

フレディは自分の家族はクイーンなのだということに気がつき、バンドのメンバーと話をしてクイーンに戻る。

そしてライブエイドでのステージを大成功させる。

成功者は孤独だという。

バンドのヴォーカルも孤独だという。

さらにゲイは当時はマイノリティな存在だったという。

正直言って、フレディ・マーキュリーがこんなにも孤独な人だったとは全く知らなかった。

髭を生やした調子のいいおじさん、というくらいにしか思っていなかったからだ。

世界的に成功し、明るいイメージしか持っていなかった。

しかし、実際は全くそうではなかった。

彼は常に孤独感と戦い続けていた。

そして最後はエイズにかかり命を落とす。

世界的に

この映画が世界的にヒットしていることがクイーンというバンドの偉大さを物語っている。

この映画はクイーンというバンドのありのままを描いた伝記映画だからだ。

若干のアレンジはされているようだが、ほぼノンフィクションなのだ。

そして、最後のライブエイドのシーンは本当に凄い・・・

YouTubeで本人たちの実際のライブエイドの映像を見たが、こんなにも再現できるものだろうか・・・

映画館で見ていると、本当にその場にいるのではないかと思えるほどの仕上がりとなっている。

クイーンのことを知っている人も、知らない人も一度は見るべき映画だと思う。

フレディの孤独を少しでも理解できるはず・・・

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