
ハリウッドで製作されたポケモンの実写映画。
早速、映画館で見てきました。
『名探偵ピカチュウ』
日本発のゲーム『ポケットモンスター』を原作とした実写映画。
2019年5月3日に日本で先行公開。アメリカでは5月10日に公開予定。
監督はロブ・レターマン
主役のティムはジャスティス・スミスが演じ、パートナーのピカチュウの声はライアン・レイノルズが担当。
他、キャスリン・ニュートン、ビル・ナイ、渡辺謙が出演。
日本の俳優竹内涼真も少しだけカメオ出演。
吹き替え版では、ティムの声を竹内涼真、ピカチュウの声を西島秀俊が担当。
同名のゲームソフト『名探偵ピカチュウ』を元にしたストーリーとなっている。
あらすじ
ポケモンの存在する世界。
ティムは父親と離れ、保険の仕事をしている青年。
ある日父親が亡くなったという知らせが届き、ティムは父親の暮らすライムシティへと向かう。
警察でヨシダ警部から話を聞くティム。
父親の乗っていた車の映像を見せられ、これでは助からないと告げられる。
ショックを受けたティムは父親の住んでいた家へと向かう。
そこでティムは言葉を話すことのできるピカチュウと出会う。
そして、父親の机からは『R』と書かれた謎の薬品。
薬品を噴射してしまい、それを吸ったポケモンは凶暴化してしまうことに。
ティムはピカチュウを相棒とし、謎へと迫っていくこととなる・・・。
ポケモンといえば
日本発で世界中で大ヒットしているゲーム『ポケットモンスター』。
今やポケモンといえば、それだけで通用するほどの言葉となっているほどの大ヒットゲームだ。
『ポケットモンスター』シリーズだけでなく、『ポケモンGO』や、本作の原作となっている『名探偵ピカチュウ』など様々な形で展開されている。
他にもテレビ、アニメ、グッズなど、ポケモンは他に類を見ないほど強力なコンテンツとなっている。
常に進化し続けているポケモンの世界。毎年アニメの劇場版も公開されている。
ハリウッド劇場版
そんなポケモンの実写版がハリウッドで製作された。
それが本作『名探偵ピカチュウ』だ。
ポケモンの実写化は初めての試みだ。
そして、ハリウッドで製作されるのも初めてのことだ。
ゲーム作品の実写化は難しい。
ゲームではゲームでしか表現できない何かを扱っていることが多いからだ。
ポケットモンスターもそうだ。
ポケモンと呼ばれるモンスターが存在する世界。
モンスターボールでポケモンを捕獲し、仲間として育て、交換したり対戦したりする。
実写化するとなると、存在しないモンスターを人の生活に違和感なく存在させなければならない。
本作は絶妙なバランスでCGによってそれが表現されている。
パートナーとなるピカチュウもゲームだとツルツルのように見えるが、それだとあまりにも現実感がない。
体に生えている毛の表現と質感は絶妙に表現されている。
ツッコミどころもあるけれど・・・
ツッコミどころもあるけれど、トータルとしては全然アリでした。
ポケモンたちはリアリティを持って可愛く描かれていたし、話も分かりやすい。
相棒と二人で謎に迫っていくバディものとして面白かったです。
バトルのシーンの迫力もなかなか。
そして、『メタモン』というポケモンの使い方がすごく上手いなと思った。
『メタモン』は何にでも変身することのできる少し特殊なポケモン。
『メタモン』が人に変身したり、別のポケモンに変身したりして終盤、結構活躍します。
改めて
ポケモンの持っているパワーはすごいなと思った。
日本初のゲームがこうやって世界に出ていくことは単純に嬉しいし、これからももっともっと多くの人に知ってほしいと思う。
最後に、エンドロールで流れる『Carry On』という曲。
これがなかなかオシャレですごくいいです。
ぜひ、劇場で。