感想『これからの麺カタコッテリの話をしよう:マキシマムザホルモン』これはおまけ付きの書籍です。

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今回は『これからの麺カタコッテリの話をしよう』です。

久しぶりのマキシマムザホルモンの新曲。

結構期待してました・・・。


『これからの麺カタコッテリの話をしよう』とは?

ロックバンドのマキシマムザホルモンの『書籍』

2018年11月28日に発売

前作『グレイテスト・ザ・ヒッツ2011〜2011』からやう7年半ぶりとなる作品

『maximum the hormoneⅡ〜これからの麺カタコッテリの話をしよう〜』など全5曲を収録


マキシマムザホルモンの凄さ

マキシマムザホルモンは凄い。

彼らの事をよく知れば知るほどその凄さが分かる。

難解だと思えるような歌詞も、理解する努力を徹底的にすれば筋が通っているのだいうことが分かる。(全てを理解できているかは怪しいけれど・・・)

そして彼らは常に挑戦し続けているとともに、たくさんの人を楽しませようとしているエンターテイナーでもある。

今回の『書籍』も遊び心に溢れている。

これはあくまでもおまけ付きの『書籍』として発売されている。

買いに行った時、どこを探せば良いのか迷ったのも事実。

普通のCDエリアには売られておらず、他のほんと並べられるようにして売られていた。

あくまでもメインは『マキシマムザ亮君の必殺!アウトサイダー広告代理人』という書籍だ。

付録としてCDが付属しているという形となっている。

だからと言って収録されている曲のクオリティが低いかというと当然そんなことはない。

過去の曲をアップデートしたような曲。

今までのホルモンのイメージとは少し異なるような曲。

全ての曲が綿密に考えられた力のこもった新曲となっている。

彼らの本業は当然のことながらロックバンドなのだ。


バンドとしてのホルモン、人間としてのホルモン

音楽を仕事としている彼らも、バンドのメンバーであると同時に一人の人間でもある。

結婚し、子供を育てている一人のありふれた人間でもある。

きっと彼らの中でも葛藤のようなものがあるのではないだろうか。

デビュー直後のまさに『コッテリ』したような音楽たち。

ルサンチマン的な感情や不満をぶつけているかのような音楽たち。

その姿は清々しくもあり、何よりエネルギーに満ち溢れていた。

しかし、次第に彼らは一つのバンドとしてファンを増やし認められていく。

弱者側の立場だった彼らは次第に満たされていってしまう。

かつてのハングリーさはなくなっていってしまっていったのではないだろうか。

何かを表現する人間にとって、不満や、ハングリー精神は不可欠だ。

自分のことを認めさせるためのエネルギーは見るものを圧倒するものがあるからだ。

今やマキシマムザホルモンの知名度は高く、たくさんの人の支持されている。

デビュー当時に戻ることはできないのだ。


これからも

成功したからといって力を失ったバンドかというと、全くそんなことはない。

彼らは今でも、これからもファンを楽しませようとしてくれることだろう。

新しい曲が出れば期待せずにはいられないし、ライブがあれば出来る限り行ってみたいと思っている。

これからのホルモンも目が離せない・・・。

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